サンマー麺

先日来、サンマー麺で盛り上がっているキと横浜駅で街泡瀬
本店は火曜日低級とのことで
おっさんやねえちゃんがひとりで麺をすすって出て行く
地下街の、小さな支店で
じゃぶじゃぶビールとぎょうざ、しゅーまいなどの後、
サンマー麺炒飯
関内へ移動してキュゼニア・パリで。



キのコンセプトは「元祖」だ、と。
件の玉泉亭はサンマー麺の元祖。
キュゼニア・パリチェリーブロッサムの元祖らしい。
サンマー麺は
あつあつのもやし餡に陵辱された繊細な麺がけなげ。
ぎょうざの甘い餡とぷるんとした皮の組み合わせは王道だけど
しゅーまいは大阪551蓬莱、仙台ブラザー軒に似て、
練りに練った餡と
ほとんど存在を感じない薄い皮がディスティンクティブ。




チェリーブロッサムはついぞ頼まなかったが
でたらめに頼んだ5種類5杯の酒は
どれもていねいに作られ
ほんとうにうまかった。
途中糞をした。
サンマー麺の油にやられて腹が痛い。
音楽もなく
ただママとキの話声だけがときどき静かに響く
ワックスと酒の香りが香ばしいブエノスアイレスのパリに
糞の爆音が鳴り響かぬかとそればかりが気がかり。
だが、糞は音もなく、大量に、香ばしく、出た。




さて、横浜へは早めに出向いて東神奈川の模型屋に寄った。
店の奥から、
これは買わなあかんやろ?
と、ボーイング737のプラモデルを持って
さも、一緒に買い物をしているかのようにAJが現れる。
AJは3年ほど前に消えた友人。
飛行機趣味人としては大先輩。
半年ほど前に元町の萬来亭で見かけた時も驚いたが
今度も驚いた。
これからまた仕事、というのでサンマー麺もキュゼニア・パリも
いっしょに行けず、
だが、模型屋の通路のつまらん立ち話の楽しさ



酔っ払った帰りの京浜東北線
AJにそそのかされて買った貨物船のプラモデルを抱える。
横浜はまだ夜10時を回ったところ。